製品カタログのデザイン制作事例

コンテンツの制作事例と作り方 

製品カタログの役割とデザインについて

展示会などで配布するカタログからクライアント先に常駐して発注業務の利便性を高めるカタログなど幅広い目的と用途を持った製品カタログが存在しています。当社でデザインさせていただいたカタログの制作事例から、その目的や用途とデザインの関連性を掘り下げて紹介させていただきます。

# 01
製品カタログのデザイン制作事例

製品カタログ / 日本3Dプリンター株式会社様

プリンターの製品カタログデザイン事例

展示会や営業ツールとして使用される製品カタログです。マットな質感で高級感を感じさせる製品ビジュアルにはCGが使われ、ダークカラーの製品に対してダークカラーの背景を使い、挿し色としてビビットカラーでアクセント、類似製品に埋もれにくいインパクトのあるカラーリングで個性的な製品の印象を与えています。 製品の背景についても単なる黒ベタやグラデーションではなく、質感のあるテクスチャを敷くことで製品の質感を際立たせています。

製品シリーズタイトル・製品タイトル・キャッチコピー、スペック、機能についてのダイジェスト、見出しコピー、製品グレード/機能対応表など、製品情報としては様々な軸から表現される文字情報を、優先順位に従い1ページ内にルール化してバランスよくレイアウトすることで、情報としての連続性を持たせています。 製品情報のレイアウトをルール化することで次ページ以降が読みやすくなるとともに、製品シリーズの違いによる機能的な差分を探すことも容易になります。


# 02
製品カタログのデザイン

製品カタログ / 株式会社アーモス 様

ビジュアルを大きく使った製品カタログ

こちらは株式会社アーモス様の空調ダクト内の遠隔監視センサーの製品カタログです。全8Pで1つの製品を紹介するタイプですので、カタログの定義要素でもある目録型冊子とはページ構成が少々異なりますが製品カタログに似たレイアウトのページがございますので、ご紹介させていただきます。 小型の製品ですと大型製品と比較して撮影が容易になる為、部位・パーツ説明に適した全景ビジュアルをカタログ内に使用しやすくなります。また、このセンサーは製品デザインも美しく、稼働中は目視できる製品ではありませんが、製品の機能と見た目の印象が合致しているクリーンな印象の“映える”製品ですので、カタログの見開きページのビジュアルとして良い印象を与えています。

ページ内の構成・レイアウトは製品タイトル・ボディコピー、スペック、パーツ名称と機能、オプションパーツ紹介となっています。製品ビジュアルと製品各部の名称・機能説明などがメインのコンテンツですが、白ベースのページに製品カラー(ホワイト・シルバー・ライトブルー)もコントラストが緩やかで、さらにグレーのフォントカラーを使い、フォントサイズを小さく、緻密なジャンプ率(サイズギャップ)を使つこと先進的で清潔感のある印象に仕上がっています。


# 03
大型製品カタログデザイン事例

製品カタログ / ジュテック株式会社 様

200ページを超える大型製品カタログの制作事例

こちらは総ページ数200ページを超えるジュテック株式会社様の製品カタログから製品ページをご紹介します。 製品・商品・ページ数が多くなればなるほど、カタログ内でも製品の索引機能が求められ、代表的な例としてカタログをパラパラ捲るだけでも目的のコンテンツに辿り着きやすいよう、ページ上下や左右部分にインデックスという形でデザイン(例えば着色や見出し文字)が施されています。それに加えて多くの情報がルールに従ってレイアウトされており、ユーザーの利便性を向上させ、「使いやすいカタログ」を実現しています。 このページでも製品シリーズ名・製品の特長、製品カテゴリ、サイズ、素材、とともに、装着可能なオプションパーツや、加工後の参考事例など多くの情報が一定のルールに従ってレイアウトされています。

しかし、このカタログでは、従来の多ページカタログに見られる、機械的なテキストの流し込みによるデザイン性の低下を避けるためにページ毎に柔軟なレイアウト変更が施されています。 具体的には各シリーズの製品サイズ・製品ラインナップ数が異なるため、製品写真大きさ=ビジュアルスペースが異なり、文字情報量もそれに従って変化する為、情報量の差によってレイアウトに違和感(スカスカのページやキツキツのページなどの印象差)が生じないよう、予め緻密に計算されたルールに則って丁寧にレイアウト要素のスペースを可変させ、1ページ1ページの情報を美しく配置しなおしています。 結果として、機械的なテキストの流し込みでは不可能な1ページ1ページのレイアウトの美しさ、統一感と連続性を保持し、1ページ1ページがクオリティの高い仕上りとなっています。


# 04
アイコンを使ったカタログデザイン事例

製品カタログ / さつき株式会社 様

イラストとアイコンを使って製品比較を容易にするカタログ

こちらはさつき株式会社様の電子黒板のカタログの制作事例です。1ページ1シリーズを紹介しており、シリーズ名称、製品キャッチコピー、製品ビジュアルを中心にシリーズの基本性能・特徴などをアイコン・イラスト・テキストで表現しています。 このカタログでは、製品のシリーズタイトル横位置に基本機能とシリーズ特有の機能、オプション機能など機能の有無をアイコンで表現しており、製品のグレード感や性能差が分かりやすく説明されています。また、製品の特長については説明文のテキストに加えてイラストの挿絵を入れて丁寧に説明しています。

製品としては先進テクノロジー満載の多機能電子黒板でありながら、 幅広い年代のユーザーに直観的に操作できそうな、「やさしさ」「使いやすさ」を連想させるページデザインで製品導入・運用の不安要素を軽減させています。ターゲットユーザーに目線を合わせた構成とデザインで差別化を図っているカタログです。


製品カタログの制作事例から

カタログの歴史は古く、江戸時代以前より存在していたとも言われています。カタログの定義は…紙に書き並べられた目録とされており、形状についての呼称ではなく掲載内容・編集手法を表現した呼称です。カタログやパンフレットという表現の使い分けについては、パンフレットは冊子(綴じてある形状)になっていればパンフレットという呼称で問題ありませんし、それが目録のような構成であればカタログと表現することも可能です。弊社でも掲載内容と編集方法によって使い分けることもあります。

ネット通販・ネット発注が当たり前になった昨今、BtoBの客先常駐型のカタログはウェブデータベース・アプリへと変化しているようにも感じますが、なかなか容易に移行できないというお話しを聞きます。ペーパー媒体とウェブが共存している現在だからこそ、QRコードを使ってシームレスに移動できる…など、利便性の高いカタログが求められています。 ウェブサイト・ウェブデータベースとカタログが情報を補完しつつ、それぞれの利点を活かして合理的に共存する形がもとめられています。当社ウェブサイト内ではカタログのデザイン制作についてのコンテンツでご案内しています。

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