2016
12.21

グラフィックデザイナーになる為に…

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グラフィックデザイナーになるには…

昨今、どのような業界・業種であっても採用は難しくなる一方で、
ひと昔前のように、採用広告を出稿したら人がたくさん集まるということは無いそうですね。

弊社の様な業界でも勿論、採用は難しくなっていまして、
現場経験のある即戦力のグラフィックデザイナーやウェブデザイナーの採用は困難な状況が続いています。

一方、学卒・新卒のグラフィックデザイナーの採用についてはそれほど、難易度が高いというイメージも無さそうでして。。。
どの企業様も技術職については即戦力が欲しいという本音が垣間見えます。

そんな背景もあり、
グラフィックデザイナーの就活の現状についてちょっと調べてみました。
なお、まずは比較的間口も広くで就職先も多様な専門学校について調べてみました。

専門学校で平面デザインを学ぶ生徒さん達には現状、ウェブデザイン・グラフィックデザイン・広告デザイン・エディトリアルデザイン・イラスト・CG制作などの選択肢がありその期間、費用などは本当に様々です。
職業訓練に近い、社会に出てこれらの技術を職業に活かすことを前提とした専門学校ですと、全日制で概ね2年程度の就学期間があり、時間を掛けてデザインについて勉強します。

それ以外のタイプの専門学校としては、社会人がデザインを学ぶ為のデザイン専門学校もあり、通信制や夜間でも通学可能な就学期間と時間帯が設定され、たとえば、一旦社会人として働いた後、デザインスキルが欲しいと思った方やキャリアチェンジしたい方などの為の専門学校として存在します。

一度社会人になってから改めてグラフィックデザインを職業としたいと思った方は1年~2年程度このタイプの専門学校でデザイン制作の基礎を学び、改めて転職活動などを行われることになりますが、デザイン制作会社の場合、所得と学歴や年齢はあまり相関関係がなく、特にデザイナーの場合、デザインの職人としてどれ位のモノが作れるかということがまずは大切な物差しになりますので、書類選考の時点で、学歴や年齢をあまり気にする必要は無いと思います。

基本的に専門卒のグラフィックデザイナーの就職率は高く、その背景としては、不人気職種になりつつあり、つまり、なり手がいないという点が挙げられます。
おしゃれでカッコいい肩書である「デザイナー」ですが、ひと昔前まではブラックな雇用条件が横行しており、過酷な仕事だった時代があります。
そのような過去があり、「カッコいいけど大変な仕事」というイメージから人気が低迷していったようです。
また、同一業種で雇用される傾向にありながら、グラフィックデザイナーとは一線を画す存在のウェブデザイナーという職種の方が需要が高まっていく傾向にあり、ウェブデザイナーに人材が流れてしまっているという点も注目するべき点です。