2011
06.24

学生がデザイン 雑貨を制作して週末販売

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椙山女学園大学(名古屋市千種区)のデザイン研究会の学生が、名古屋市千種区星が丘の商業施設「星が丘テラス」で、週末限定の雑貨店「カリーナ」を開いている。ほとんどの商品は学生がデザインして制作したもので、店は学生と買い物客との交流の場にもなっている。

販売しているのは、動物などをかたどったアクリル製のプレートや、多面体のオブジェを組み立てられるプラスチック製のキット、星の形をした照明カバー、革製のブレスレットなど約40種類。プレートはその場で、携帯電話のストラップやキーホルダーにしてもらえる。

インテリアや建築、衣服のデザインを学ぶ学生の制作で、実習でレーザー加工機を使ってアクリル板をカットすることもある。実習で余った材料を活用していることもあって、500円以下の低価格商品が中心だ。

同研究会には約25人が在籍。学生との連携を希望していた星が丘テラスの要請もあり、昨年12月にオープンした。部長を務める3年、坪井香澄さん (20)は「実習では先生に見てもらうだけで終わるが、お店ではお客さんの感想を直接聞けて勉強になる」と手応えを感じている。指導する生活科学部の雨宮勇教授(62)は「店が学生と社会との接点になっている。店番や売り上げの計算など、共同で経営する難しさはあるが、乗り越えていってほしい」と話してい る。

営業時間は土、日曜の午前11時~午後6時。場所は星が丘テラスのウエスト2階。屋外に商品を並べているため、雨天の場合、休業することもある。問い合わせは雨宮教授の研究室(052・781・4446)。

YOMIURI ONLINEより抜粋
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