2010
01.22

エコな暮らし

エコ・環境に関するニュース

家電・自動車に続いて昨年末「エコ住宅の新築」および「エコリフォーム」にもエコポイントの導入が決まった。増加傾向にある家庭部門のCO2の排出削減を強力に進め、新たな削減目標を達成しようという試みである。

2009年12月8日以降2010年末までに着工し、今月の補正予算成立後に工事完了する物件が対象である。

新築の場合、省エネ法のトップランナー基準相当の住宅(省エネ基準+α〈高効率給湯器など〉)であること、省エネ基準を満たす木造住宅であることが条件である。新築には30万ポイント(1ポイント1円)が与えられるようだ。

エコリフォームは、窓の断熱材改修(二重サッシ化、複層ガラス化)、外壁、天井または床の断熱材の施工が対象となる。バリアフリー工事も併せて行えば、ポイントは加算される。ちなみに、窓の断熱改修10枚で15万ポイントになるようだ。

また、住宅金融支援機構は長期固定金利「フラット35」について、一定のバリアフリー、耐震基準を満たしているものについては、金利を1%まで下げる方向で検討している。

エコカーやエコ家電は、テレビなどで大いに宣伝しているから皆よく知っているし売れてもいるが、住宅にもエコポイントが導入されることになったというのは、まだ知らない人がほとんどである。しかし、建売住宅を供給しているある住宅団地地では、次の売り出しから本格的に導入する計画だというし、ハウスメーカーも真剣にエコ住宅を研究開発している。

これは、地球環境の将来を考えれば大変良い試みであり、生活者としても大いに興味があるところだ。なぜなら、地球環境に良いだけではなく、エコは家計にもやさしいからである。

しかし、いくら住宅が高断熱高気密になったとしても、その使い方が悪ければエコ住宅が本来持って入る性能を生かしきれない。いま一度私たちの生活を見直してみる必要があるような気がする。「すぐに戻ってくるから」とテレビや電灯をつけっぱなしにして長時間その部屋に戻らなかったり、冷蔵庫を開けてから何を取り出すか考えこんで扉を開けっ放しにしたり、トイレの電気を消し忘れたり、反省点は山ほどある。

照明も蛍光灯の方が省エネで長時間持つと分かっていながら、つい安い白熱球を買ってしまうことも。家庭でのエネルギー消費を用途別で見ると、給湯が三分の一を占める。そこで、高効率給湯器に替えたとしても、シャワーを出し放しにして髪を洗う、お湯を出し放しにしてお茶わんを洗うなどの生活習慣が直らない限り、何のための高効率機器なのかわからなくなってしまう。

住宅にもエコポイントが導入される今、私たちが生活スタイルを反省し、本当の「エコな暮らし」を実践し始める良いチャンスにしたいものだ。

(朝日ドットコムより抜粋)